今週の海
作成者 shingo
2月も後半に入りまだ寒い日もありますが、寒さのピークは過ぎたように感じる今日この頃。
大瀬崎でも何となく気候が春めいてきたように感じます。花粉症持ちの僕は、鼻がむずむずし始めたからでしょうか?(笑)。
2月の大瀬崎、週末こそダイバーはそこそこきておりますが、平日はさすがにダイバーの姿はポツリポツリといった感じで、観光で立ち寄る方のほうが多いくらいですね。
2月〜3月にかけては1年で一番水温が下がる時期です。今シーズンも2月の初め頃には13〜14℃とほぼ最低水温近くまで落ち込みましたが、毎年この時期でも強風により暖かい潮(黒潮)が入り急に水温が上がる事があります。
今年も2月の半ばに東よりの強風が数日続き、その後黒潮系の暖かい潮が入ってきました!。その効果は1週間ほどでおさまってしまいましたが、水温は14℃から18℃まで上がり透明度も20m前後!、2月にこの水温は真冬に潜るダイバーには最高でした!。
現在は平年並みの水温(13〜14℃)へ戻ってしまいましたが、引き続き透明度は良好です!。
海中も春が近づくと「フクロノリ」等の海藻で覆われ、まるで草原のようです。
その草原に潜む「カエルアンコウ」です。
こちらは、「コソデウミウシ」?かと思われます。このようなウミウシもこれから増えてきますね!。
今年の冬は「深海系」生物の幼魚などが多く見られています!。これだけ深海魚が多く現れると、、、何だか不吉と思ってしまう事もありますが、そればっかりは何とも言えませんね。
しかし、多くの深海系生物の幼魚はクラゲのように浮遊している事が多く、強風が数日続きクラゲ等が湾に押し寄せた時にそれらに混じって見つかっています。
きっと強風がしばらく続くと、深海と浅場とで大きな潮の循環が起こりそれら深海生物などが、潮の上昇流に乗ってきているのではと考えられます。
今週は「クラゲダコ」が見られました!!。当店前の桟橋横に浮いていて、桟橋上からも観察できるほどすぐそこに!。ぼくも潜る準備をしていたので今回は写真におさめる事が出来ました!。
水深500m〜2000m程の深海に住むタコの仲間のようです。クラゲではありません、、、クラゲのような、正真正銘のタコって事ですね。余談ですが「タコクラゲ」というクラゲも存在します。こちらはタコのようなクラゲという事です、、(笑)。
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